飯田病院では、患者の皆様に最高のケアを提供するため、常に新しい取り組みを模索しています。 このたび、ミャンマーから特定技能実習生を受け入れることとなりました。この決定は、地域社会と患者様にさらなる価値を提供し、 当院のチームに多様な視点と活力をもたらすための重要なステップです。
近年、飯田病院も他の医療機関同様、介護職人材不足に直面してきました。 地域社会の高齢化とともに、患者様の数が増加し、そのケアに必要な人手が不足している現状にあります。 そのため、これまでスキマバイトを活用し、スタッフの労働時間を補完してきました。しかし、安定した人材の確保と将来的な労働力人口の減少に対応するため、 より持続可能な解決策が求められていました。
このような背景から、私たちは特定技能実習生の受け入れを検討しました。 特定技能実習生制度は、外国人労働者が日本で技能を学びながら就労できる制度であり、当院が長期的に優秀な人材を確保するのに非常に適していると考えました。 また、異文化の理解を深め、国際的な視点を持つことは、私たちのチーム全体の成長にも繋がると確信しています。
飯田病院では2023年秋からこのプロジェクトを開始しました。 当初は5名の受け入れを予定していましたが、オンライン面接を通じて応募者たちの熱意と将来へのビジョンに深く感動し、最終的には7名の受け入れを決定しました。 彼女たちは全員が大学卒業者であり、日本語検定N3を取得している非常に優秀な人材です。この高い能力と意欲は、彼女たちが当院で重要な役割を果たすことを示しています。
特定技能実習生たちは、日常の介護業務を通じて実務経験を積みながら、日本の介護制度や文化についても学んでいきます。 彼女たちは3年間の実習期間中に、初任者研修を修了し、さらには介護福祉士の国家試験合格を目指して勉学に励む予定です。 これにより、将来的にはより専門的で高度なケアを提供できる人材へと成長することが期待されています。
また、飯田病院では、実習生たちが安心して生活できるよう、住居や生活面でのサポートも充実させています。 異国の地での生活は多くの挑戦を伴いますが、私たちは彼女たちが日本での生活に迅速に適応し、活躍できるよう、全力で支援してまいります。
この新しい取り組みは、飯田病院だけでなく、地域社会全体にとっても大きなメリットをもたらすと信じています。 特定技能実習生たちは、当院のチームに新たな風を吹き込み、より多様で豊かなコミュニケーションが生まれることでしょう。 彼女たちの努力と情熱は、私たち全員にとってのインスピレーションであり、患者様に提供するケアの質をさらに向上させる原動力となります。
今後とも、飯田病院と特定技能実習生たちの成長と成功を温かく見守り、応援していただければ幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。